こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
実は私、2週間ほど前に初めてオーストラリアに旅行へ行ってきました。今まで行きたいとは思いつつも遠いのでなかなか行けないでいました。今回、インドネシア人の妻と一緒に行ったのですが、まず驚いたのがオーストラリアに観光目的で行くためのビザです。私は日本国籍なのでアプリ「Australian ETA」に必要情報を登録するだけで済むのですが、インドネシア人はビザが必要になります。日本のパスポート強し。。。
そしていろいろと調べるとオーストラリアの観光ビザでも申請してから取得するまでに約2週間、長ければ1か月程かかるのです。たかが観光ビザと思っていましたが、結構厳しいのですね!インドネシア人の知り合いでよく旅行に行く人(以下、師匠と言います)に相談したところ、スムーズにビザを取得するにはコツがありました!話を聞くと、オーストラリア以外でもヨーロッパの国々に行く際も同じような要領で必要書類を準備すればいいとのこと。
最近インドネシア人の方と結婚される方が増えているようなので、一緒に旅行する際に参考になればと思い観光ビザ取得が必要な方に対する情報を書きたいと思います。
まず、書類を揃えるうえで重要なポイントは以下5点です。
(A) 渡航者(ここでは私と妻)に充分な資産や収入が有ることをアピールする
(B) (A)に関連して私が就労していることが証明できるようにする
(C) 渡航目的が観光や買い物であり、渡航する国でお金を使うことをアピールする
(D) エアチケットやホテルを予約しておいて問題無く滞在できることをアピールする
(E) 海外旅行保険に入り、滞在中のアクシデントに備えていることをアピールする
なるほど、要はちゃんと財産が有ってお金を落としてくれる(言い方悪いですが)旅行者ならウェルカムですよ、国に迷惑をかける方、損失を与える方はお断りということですね。言われてみれば確かに。。。ポイントを抑えて書類を集めれば観光ビザが取りやすそうです!
オーストラリアの観光ビザを取得する際は下記書類が必要になります。基本的には妻に関する書類になりますが、一部私に関する書類も提出しました。一部揃えなかった書類も有りますが、念のため書いておきます。
<必要書類>
①観光ビザの申請用紙Form1419とForm956A
ネットでもダウンロードできるようなので一応リンクを貼っておきますが、フォームが変わっているかもしれないので旅行代理店でもらう方が確実かもしれません。
Form956A(代理人を立てて、ビザ申請するための用紙です)
因みに今回ビザ申請で利用した旅行代理店はDwidaya Tourというところです。
フォーマットの中で渡航目的を記載する欄が有ったので「Shopping」や「visit cafes」等、お金を落としそうなキーワードを書いておきました。旅程(Itinerary)には観光地を書いておき、あくまでも観光であることをアピールするようにしました。
②最低でも7か月有効なパスポート及び過去のパスポートコピー
・白紙のページ以外がカラーでコピーされてあること
・A4用紙に原寸大でコピーされてあること
・裏表での印刷は禁止
・新しいコピー用紙に印刷されていること(裏紙の使用は禁止)
結構細かくて厳しいですよね!
③会社からのスポンサーレター
今回は私も一緒に旅行するので私と妻に対するスポンサーレターを会社に作成してもらいました。
記載される内容は以下の通りです。
・渡航者がいつからいつまで滞在するか。
・エアチケットや滞在中の費用に関しては渡航者自身が負担すること
・観光が終われば速やかに元の国(ここではインドネシア)に戻ること
④直近3か月分の預金異動明細:最低でもRp50,000,000以上の残高が有ること
今、配偶者の方の預金残高がRp50,000,000未満で将来的に旅行したい場合、早いうちからある程度の金額を持たせた方がいいです。
⑤Kartu Keluarga(日本でいう戸籍謄本のようなもの)コピー
⑥Akta Nikah(結婚証明書)コピー
⑦Akta Lahir(出生証明書)コピー
⑧KTP(住民登録証)コピー
⑨会社員の場合は給料証明書と名刺
私の場合、給料金額が③スポンサーレターに記載されていたため、別途給料証明書の提出は必要ありませんでした。名刺の他に師匠からのアドバイスでビルに入るための顔写真入りアクセスカードのコピーも提出しました。
その他、先程の5点のポイントのとおり追加で下記書類も提出しました。
⑩往復のエアチケット
⑪ホテルの予約確認書
⑫海外旅行保険
また、ダメ押しで
⑬私の直近3か月分の預金異動明細
も添付しました。夫もそれなりに(たかが知れていますが)資産持ってるぞ!ということで。。。
因みに旅行代理店からの必要書類リストに記載されていましたが、揃えなくて良かった書類も念のため挙げておきます。
⑭会社のオーナーであれば会社の操業許可(SIUP)
⑮女性が夫抜きで渡航される場合、会社からのスポンサーレター若しくは夫からの許可書
⑯年齢が75歳以上の方は健康診断結果
⑰教育関連であれば教員カード若しくは学生カード
⑱年齢が18歳未満の方はForm1229と両親のKTP
今回、これでもかというほど書類を準備しましたが、その甲斐あって約10営業日で観光ビザの取得が完了しました!本当、師匠に感謝です!あと、妻のパスポートに日本の観光ビザ(Waiver)や過去に取得した配偶者ビザが有ったのもスムーズに取得できた要因かもしれません。因みに配偶者ビザはコロナ渦中に観光ビザで日本に入れなかったことから取得していました。既に切れてしまいましたが。
以上がオーストラリア観光ビザ取得に関するお話です。ビザ取得が大変であるのと、いかに日本のパスポートが強いか思い知らされる出来事でした。
次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!