生活

アヤム・ジャゴとは?

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです。
前回、ニトリへ行ったときの話をしました。その際、最後の方に赤と黒の雄鶏、Ayam Jago(アヤム・ジャゴ)の話が出てきましたが、実はあれからアヤム・ジャゴの発祥について気になっておりました。気になりすぎて、これでは穏やかにクリスマスを越せないと思い、調べてみました。

実はこのアヤム・ジャゴ、発祥は中国のようです。
時は明、成化帝が統治している時代に闘争心、勤勉、豊かな家族を意味する雄鶏の絵が描かれたお椀が皇帝に気に入られ、高価で貴重な物として扱われていました。しかし、時が経つにつれて多くの人がその絵を真似て食器に描くことにより、価値は下がっていきました。

そして20世紀初頭にこのお椀は中国を飛び出します。中国の広東省の工場で生産された雄鶏柄のお椀を中国の業者が東南アジアに持ち込んだのです。それによりインドネシアやマレーシア、シンガポール、タイに同じような柄のお椀が広がることになったのです。因みにインドネシアにおいてはPT Lucky Indah Keramikという会社が著作権を持ち、簡単にはアヤム・ジャゴの絵を使用できないようになっているようなので、デザインを使用するときは注意が必要です。

以上がアヤム・ジャゴの歴史です。日本語の文献が見当たらなくて苦労しました。。。でも最終的にスッキリできてよかったです。因みに今回参考にした文献は以下の通りです。原文で恐縮です。

Berasal dari Tiongkok, Ini Sejarah Mangkuk Ayam Jago yang Tersohor (Nationalgeographic.co.id)
Sejarah Mangkuk Ayam Jago, dari Seserahan hingga Jadi Buruan Kolektor (Liputan6.com)
Sejarah Filosofi Mangkuk Ayam Jago yang Berasal dari Ninasti Ming (Sindonews.com)
Asal Usul dan Sejarah Mangkuk Ayam Jago Legendaris se-Asia Tenggara yang Kerap Dijumpai Dimanapun (Jawapos.com)

さて、これだけだと淋しいので、私がニトリへ行った際に食事した場所のお話もしたいと思います。当日は「いしがまやハンバーグ」へ行ってきました!場所はこちら。

こちらがお店の外観。ジャカルタではPlaza Indonesia(プラザ・インドネシア)とGandaria City(ガンダリア・シティ)にしかないと思っていたのですが、セントラル・パーク・モールにもできていたなんて。。。日本のハンバーグが食べられる場所が増えて嬉しい限りです!

いしがまやハンバーグの外観いしがまやハンバーグの外観

店内はこんな感じです。ニトリで長居したせいか、食べるのが夕方くらいの中途半端な時間になってしまいました。その代わりお店が空いていたのでゆったりと食べることができました。

店内の様子店内の様子

こちらが今回頼んだ料理。「Hamburg with Grilled Onion & Fried Egg(ハンバーグ・ウィズ・グリルド・オニオン・アンド・フライド・エッグ)」です。日本でいしがまやハンバーグに行かれたことのある方は写真を見ておわかりかもしれませんが、ジャカルタのお店でもハンバーグが出された後に店員さんがハンバーグを切り分けて、断面を鉄板に押し付けて焼いてくれるサービスも、日本と同じでした。

ハンバーグ・ウィズ・グリルド・オニオン・アンド・フライド・エッグハンバーグ・ウィズ・グリルド・オニオン・アンド・フライド・エッグ

ハンバーグのお味ですが、やっぱり美味しいですね。。。ジャカルタでもいしがまやのハンバーグが食べられるようになるとは、いい時代になったものです。左上に有るスープは何味かよくわかりませんでしたが、中にコーンが入っていたので、恐らくコーンスープだと思います。

今回のような日本の食事を楽しめる場所がジャカルタに増えていくのは喜ばしいですね。またこんな機会があれば、体験を共有できればと思います。次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!