インドネシア入門

インドネシア人が面白がる日本人の名前

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
今回は「インドネシア人が面白がる日本人の名前」です。例えば、あなたがインドネシアに来て初めて会う人に自己紹介したとします。そこで、何故かインドネシア人の方に笑われたとします。もしかすると、その原因はあなたの名前がインドネシア人にとって面白く聞こえてしまうからかもしれません。例えば、日本人からするとアイルランドのアハーン元首相やフリン元環境相とか、タイのチッチャイ元副首相が挙げられます。人の名前で遊びたくはありませんが、「こういうことが有るかもしれない。」とわかっていれば何かしらの対処はできるかもしれません。逆に、それを逆手にとって自己紹介でウケを狙い、一気に有名になれるかもしれません。そんなきっかけになるような記事になればと思います。

まずは苗字編です。

タムラ さん
こちらは「tak murah(タッ ムラー)」と聞き取ることができ、「安くない」という意味になります。

カミムラ さん
「kami murah(カミ ムラー)」と聞き取ることができ、「私たち(相手は含まない)は安い」という意味になります。

キタムラ さん
「kita murah(キタ ムラー)」と聞き取ることができ、「私たち(相手を含む)は安い」という意味になります。

コムラ さん
「kok murah(コッ ムラー)?」と聞き取ることができ、「え、なんで安いの?」という意味になります。

オカベ さん
インドネシア人は省略形が好きで、オカベは「OKB(オー・カー・ベー)」と聞き取ることができます。「OKB」とは「Orang Kaya Baru(新しい金持ち=成金)」という意味になります。「あ、この人成金だからマウント取ってきているな。」ですとか「お金持っているなら恵んでくれないかな。」と思われかねないので、自分の名前であることを強調しましょう。「Nama saya Okabe (ナマ・サヤ・オカベ.」であれば「私の名前はオカベです。」とはっきりしますね。その後に「Bukan OKB. Saya orang sederhana.(ブカン・オーカーベー・サヤ・オラン・スドゥルハナ)/成金ではないです。私は素朴な人です。」と付け加えればインドネシア人にウケるかもしれません。

ヤスダ さん
「Ya sudah(ヤ スダー).」と聞き取ることができ、「あ~、じゃあいいや」的な感じの意味になります。自分の意図とは違うけど、これでいいや的な感じです。

次に下の名前編です。

ススム さん
これは結構有名です。「susumu(ススム)」と聞こえ、susuが「牛乳、乳」、muが「君(kamu)の省略形」なので「君の乳」という意味になって、少しエッチな感じになります。特にu(ウ)をはっきり発音するとはっきり聞こえますので、恥ずかしい方は少し曖昧に発音してみてはいかがでしょうか。

マナ さん
「mana?」と聞こえ、「どこ?」という意味になります。

マナブ さん
「mana bu(マナ ブ)?」と聞こえます。manaが「どこ」、buが「お母さん、目上や社会的地位を持つ女性を呼ぶときに遣う言葉(ibu/イブ)」の省略形になります。なので、「マダム、どこですか?」的な意味になります。

カガ さん
「kagak(カガッ)」は否定を意味する「tidak(ティダッ)」のスラングです。

マサシ さん
「masasih(マサシー)?」と聞こえ、「まさか?」という意味になります。

以上が苗字編と下の名前編になりますが、奇跡的にこれらの組み合わせておかしな一文が作れてしまいます。

例えばタムラ・ススムさん。
インドネシアでは下の名前から先に言うので、自己紹介する際はススム・タムラになります。となると、「susu mu tak murah.」となり、「君の乳は安くない。」という意味になります。お金じゃないんでしょうね。(全国のタムラ・ススムさん、すみません。。。)

あと、コムラ・マサシさんに関してもできますね。
「masasih? kok murah?(マサシ・コムラ)」となり「まさか?なんで安いの?」と名前だけでも大富豪になりかねません。

以上になります。何度も申し上げますが、「こういうことが有るかもしれません。」ということで記事を書いています。名前で遊ぼうとは思っていないので、どうぞご容赦ください!

それでは、次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!