こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです。
最近、Netflixで配信されている「地面師たち」という新庄耕さんの小説を基にしたドラマが面白い!という話をよく聞きます。私、ミーハーな性格ではないのですが、あまりにも面白いという話をよく聞くので、試しに見てみました。結果、めちゃめちゃ面白かったです(笑)東京を舞台に繰り広げられる詐欺師(地面師)の話なのですが、どれくらい面白かったかというと1話目の序盤から物語の中に引き込まれ、座りながら見ていたのですが、途中から立って見ていることに気付かないくらい面白かったです!不動産関連の話で、難しい話かなと思ったのですが、上手く解説を入れてくれてわかりやすかったです。全く不動産の知識が無い方にもオススメです。あと、ドラマを見ていくと突然インドネシア語が聞こえてくるんですよ!思わず興奮してリピートして見てしまいました。インドネシアを知っている人にとって嬉しいシーンが流れるので、是非見てみてください!ただ、地上波では放送できない暴力的、性的表現が有るので、苦手な人は控えた方がいいかもしれません。
その作品を見ていて、ある登場人物に注目しました。マイクホームズの真木社長を演じていた方です。どこかで見たことが有るなと。。。調べてみるとその方、いろいろと映画やドラマに出演されていて映画だと「デトロイト・メタル・シティ(2008:東宝)」や「プリンセス・トヨトミ(2011:東宝)」、ドラマだと「麒麟がくる(2020:NHK)」や「どうする家康(2023:NHK)」などの大河ドラマ、「ドラゴン桜 第2シリーズ(2021:TBS)」、「半沢直樹(2013:TBS)」など有名な作品に出演されているんです。どうりで見たことあるわけです!そして驚くことにあの笑福亭鶴瓶さんの息子さんなのです!親子で芸能界にここまで貢献しているのってすごいですよね!名前は「駿河太郎(するがたろう)」さんです。本名で活動されています。
ここで私の悪い癖が出てしまうのですが、「駿河(するが)」と聞くと「インドネシア語でSurgaって天国って意味だなぁ。」とすぐインドネシア語での意味を考えてしまいます。。。厄介な癖です。
以前、日本人の名前がインドネシア語だとこう聞こえるという記事を書きましたが、その後もいくつか思い浮かんだことがあったため、この機会を利用して少し紹介したいと思います。
各務(かかむ)さん
かがみ、かかみ、かくむ等の読みが有り、岐阜県に多い苗字のようです。「かかむ」と読む場合、「Kakakmu」と変換され、「君の兄/姉」という意味になります。「あなた誰?」と聞かれたときに「君の兄だよ。」と答えると相手が混乱する可能性が有るので、「私の苗字はカカムだよ。(Nama keluarga saya Kakamu.:ナマ・クルアルガ・サヤ・カカム)」と言ってあげましょう。
諏佐(すさ)さん
インドネシア語だと「Susah」と変換され、「難しい」という意味になります。名前を聞かれたときに気の抜けた感じで「スサ(ハァ)」と答えてしまうと「この人、自分の名前言えないのかな?」と思われかねないので、はっきりと「スサ」と答えましょう。
出羽(でわ)さん
この苗字の方、本当に羨ましいです。「Dewa」とは「神」という意味なので、自己紹介しただけで神聖な人という印象を与えるかもしれません。イスラム教やキリスト教の人は神のことを「Tuhan(トゥハン)」と呼び、「Dewa」が指す神とはニュアンスが違うようです。私の感覚で恐縮ですが、「Dewa」は多神教の神を指している感じがします。いずれにしても神聖な印象を与える苗字ですね。
以上が今回紹介したかった日本人の苗字です。3つとも結構稀な苗字だと思いますが、実際に私がお会いしたことの有る方々なので紹介させてもらいました。
以上、ドラマ「地面師たち」の話から始まり最終的には日本人の苗字の話になってしまいましたが、また面白い話があれば紹介したいと思います。
【PR】ドラマ「地面師たち」の原作となった新庄耕さんの小説「地面師たち」(集英社文庫)を購入されたい方はこちらからどうぞ!2024年7月に販売された「地面師たち ファイナル・ベッツ」(集英社文庫)も販売されていますよ!
次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!