こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
突然ですが、「ことわざ」ってわかりやすく伝えたいときに便利ですよね。それでインドネシアにはどんなことわざ(Peribahasa/プリバハサ)が有るのだろうと調べてみました。調べた結果をいくつか紹介したいと思います!今回紹介することわざは日本でも同じ意味を持つ若しくは似ているものを集めています。インドネシアでも考えることは同じなんだなと思ってみていただければと思います。因みにここで出てくることわざはインドネシア人の知り合いによく耳にするものをピックアップしてもらったので、日常会話でも利用できると思います。それでは、早速紹介していきましょう!
Sedikit demi sedikit lama lama menjadi bukit.
読み方:スディキット・デミ・スディキット・ラマ・ラマ・ムンジャディ・ブキット
直 訳:少しずつ、時間をかけて丘になる。
こちらは日本でいう「塵も積もれば山となる」、今風の言葉で言うとチリツモです。こちらは私が良く利用することわざです。「こんな仕事して何になるの?」、「終わりが見えない…」と言われたときに言ってみましょう。
Ada asap ada api.
読み方:アダ・アサップ・アダ・アピ
直 訳:煙が有れば火が有る。
こちらは日本でいう「火のない所に煙は立たぬ」に似ていますが、日本の場合は「事実が無ければ噂も立たない。」という意味で使われ、事実と噂を火と煙で例えて結び付けている一方、インドネシアでは「すべての結果に必ず原因がある。」という意味で利用され、原因(火)と結果(煙)を結び付けている点に注意です。
Bagai katak dalam tempurung.
読み方:バガイ・カタク・ダラム・テムプルン
直 訳:(ヤシの実などの)殻の中の蛙のよう。
こちらは日本でいう「井の中の蛙(大海を知らず)」です。視野が狭いという意味ですね。インドネシアでも蛙が出てくるとは。。。親近感が沸きますね。
Di mana bumi dipijak, di situ langit dijunjung.
読み方:ディ・マナ・ブミ・ディピジャック・ディ・シトゥ・ランギット・ディジュンジュン
直 訳:大地を踏むその場所の空を尊重しなさい
こちらは「郷に入っては郷に従え」という意味。このことわざは今回調べて初めて知りました。インドネシアにいるからにはこのことわざを大切にして生活したいと思います!
Nasi sudah menjadi bubur.
読み方:ナシ・スダ・ムンジャディ・ブブル
直 訳:ご飯がお粥になってしまった。
こちらは「覆水盆に返らず」。一度お粥になってしまったらご飯には戻らないからです。因みに私の友人でこのことわざを言ったところ、「お粥作っているの?」と言われたらしいです。。。まぁ、人によっては直接的に捉えてしまう方もいると思います。その時は上記ことわざの前に「Seperti ~/スプルティ ~(~ のように)」と言ったら、より伝わりやすくなると思います。
Sambil menyelam minum air.
読み方:サンビル・ムニュラム・ミヌム・アイル
直 訳:水に潜りながら(水を)飲む。
こちらは日本でいう「一石二鳥」。「実際、潜りながら水飲むことなんてあんの!?」と知人に聞いたところ、「山では水がきれいだからあり得るよ。」と言われました。山や水がきれいな場所だったら伝わりやすいかもしれません。チリウン川とかでは絶対にしたくない行為ですね。
Seperti padi, kian berisi kian merunduk.
読み方: スプルティ・パディ、キアン・ブルイシ・キアン・ムルンドゥク
直 訳: 稲のように、身が詰まるほど屈むもの。
こちらは「実ほど頭を垂れる稲穂かな」という意味ですね。偉くなるほど謙虚な姿勢で人に接することが大切だという素晴らしい意味のことわざです。こういう言葉がインドネシアにもあるのか!!と感動しました。自分もそうなるように頑張れるよう、このことわざは覚えておきたいと思います。
Sepandai-pandai tupai melompat, sekali waktu jatuh juga.
読み方: スパンダイ-パンダイ・トゥパイ・ムロンパット・スカリ・ワクトゥ・ジャトゥ・ジュガ
直 訳: (木から木へ)ジャンプするのが得意なリスも1回は落ちることもある。
こちらは「猿も木から落ちる」という意味です。日本では猿が落ちますが、インドネシアではリスが落ちることで例えているのですね。面白いです。
今回は日本でも同じ意味が存在することわざを紹介してきました。次回はその他で面白いなと思うことわざを紹介していきたいと思います。次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!