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何故、机をたたく?

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
この前、保険会社の営業の人がうちに来て商品を説明してくれました。保障の話になったとき、「Amit amit ya, Mr. Kalau Mr. meninggal…」と言いながら軽く机をコンコンと数回叩きました。なんか怒っているのか?だが保障の内容を説明しているので文脈的にそれはおかしい。。。と気になり、商品の話が全く頭に入ってきませんでした。皆さんはこんな経験ありませんでしたか?

 

その後、いろいろと調べてみました。「Amit amit (アミッ アミッ)」とはそのまま和訳すると「神が禁じる」という意味になります。なので保障内容の説明をしていたときには「神が禁じますが、あなた(ミスター)がもし亡くなった場合…」と言っていたんですね。日本では「神が禁じますが」なんて滅多に言わないので、わかりやすく言い換えると「あってはなりませんが」的な感じでしょうね。

それでは、なぜ机を軽くたたいたのか?と調べてみると、インドネシア独特の風習ではなく、西洋から伝わってきたもののようです。アメリカに滞在経験がある方など、ご存じの方もいるかもしれませんが、「Knock on wood」又は「Touch wood」という言葉が有ります。元々はヨーロッパに分布していたケルト人のから伝わったもので、木製のものをコンコンとたたいて悪運や不吉なものを追い払うおまじないみたいなもです。木には守護の精霊が宿っていると信じられており、叩くことによって木の精霊を目覚めさせ、守ってもらうようです。その他、インドネシアでは見られませんが、幸運なことがあり、その話をしたときに今後も幸運が続くようにコンコンとたたくこともあるようです。確か、保険会社の人が叩いていた机の表面はガラス製だったような。。。ガラスの精霊を目覚めさせていた?わけではなく、恐らく不吉な話をするときは机など何かを叩くことがインドネシアだと一般的になっているのだと思います。

以上、最近私が疑問に思ったことでした。今回の記事はボリュームが少なかったですね。。。読み応えがなくて申し訳ないです。そろそろネタ切れか。。。?Amit amit!! 次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!