インドネシア語

ややこしいインドネシア語

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
突然ですが、私、小学生低学年の頃に学校で大きな蜘蛛を見て、母親にそのことを話したら「私は自分よりも大きいクモを見たことがあるよ。」と言ってきました。そんな大きなクモが世の中にはいるのか!?と衝撃を受けましたが、次の瞬間母親が「そんなの空にたくさんいるわよ!」と笑っていました。「あぁ、蜘蛛じゃなくて雲ね。」と子供ながら母親のダジャレに寒い思いをした記憶があります。日本語ってややこしい言葉が多いですよね。

インドネシアにもややこしい言葉が有るので、今日は私が難しいと思っている単語をいくつか紹介したいと思います。

まずはasin(アシン=塩辛い)asing(アシン=外国の、馴染みのない)です。
いきなり難しいですね!でも間違ってしまうと大変なことになってしまいます。「Saya orang asing./サヤ・オラン・アシン(私は外国人です。)」と言いたいところ「Saya orang asin./サヤ・オラン・アシン(私は塩辛い人です。)」と言ってしまうと、え?こいつそんな味するの?と相手に思われてしまいます。間違いを避けるために、asinのnは舌を上の前歯にくっつけるように発音します。パンダと言うときのンの発音です。一方でasingは舌が下に有る状態、下の歯に隠れるような状態でンと言います。カタカナで書くと同じなのでややこしいですね。

次にsempit(スンピット=狭い)sumpit(スンピット=箸)です。
これもなかなか手強い!「Jalan ini agak sempit ya./ジャラン・イニ・アガッ・スンピット・ヤ(この道は少し狭いですね。)」と言いたいところ「Jalan ini agak sumpit ya./ジャラン・イニ・アガッ・スンピット・ヤ(この道は少し箸ですね。)」と言ってしまうと、「ちょっと何言っているかわかんないです。」とサンドウィッチマン富澤風につっこまれてしまうかもしれません。「e」はエの口をしながらウと発音し、「u」はしっかりウの形にしてウと発音しましょう!

次はmentah(ムンタ=生の)muntah(ムンタ=吐く)です。これも「e」と「u」の違いだけですね。「Kemarin saya makan ikan mentah/クマリン・サヤ・マカン・イカン・ムンタ(昨日、生魚を食べたんだよ。)」と言いたいところ「Kemarin saya makan ikan muntah/クマリン・サヤ・マカン・イカン・ムンタ(昨日、吐いている魚を食べたんだよ。)」となってしまい、汚い話になってしまいます。自分が車酔いとかで吐き気を催した場合は頑張ってちゃんとウの口をして「Saya mau muntah!/サヤ・マウ・ムンタ(吐きたい!)」と言いましょう。最後のhの発音も気を付けてください。最後にさりげなく息を吐く感じで発音しましょう。

今回は以上です。インドネシアの方って意外と発音に厳しくて、「e」と「u」や、「n」と「ng」は全然違うように聞こえるらしいです。私はレストランを予約するときにあるゲームをやっていて、会話が終わるまでに自分が外国人(日本人)だとばれなければ自分の勝ち、途中で相手が気付いて英語とかで話し出したら負けというふうにしています。しょうもないでしょ?でも、そうやって自分の発音能力を試して一喜一憂しています。

本当はややこしい単語がもっとあるのですが、また次の機会に紹介できればと思います。
それでは、次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!