インドネシア入門

インドネシアで結婚式に参加することになったら?

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
今回はインドネシアで結婚式に参加することになったらどうすればいいか?について書いていきたいと思います。

ある日、突然インドネシア人の同僚や友達が笑顔で近づいてきて自身若しくは親族の結婚式の招待状を持って来ることが有ります。日本だと大体式の2か月前を目安に招待状を渡しますが、インドネシアだと2週間前や、ひどいと1週間前くらいに招待状を渡してくるケースが多いです。私の職場だけかもしれませんが。。。

1週間前に渡されても、既に他の予定で埋まってしまっているよ!?と叫びたくなる気持ちもわかりますが、「他の予定が入っているからごめんね。」と言うと、「あー、そうなんだ。じゃあ、仕方ないね。」程度の会話で終わってしまいます。なので気楽に考えれば良くて、一言「結婚おめでとう!」と言ってあげれば相手は喜ぶと思います。

それでは、他の気の利いた一言として何があるか、いくつか紹介します。

Selamat menumpuh hidup baru. Semoga menjadi keluarga yang Bahagia.
神のご加護のある新しい生活を、幸せな家族になりますように。

Selamat menumpuh hidup baru. Semoga berbahagia.
神のご加護のある新しい生活を、お幸せに。

Selamat menumpuh hidup baru. Semoga menjadi keluarga sakinah, mawadah, warrohmah.
神のご加護のある新しい生活を、平穏で、慈善・希望、愛情あふれる家族になりますように。

「sakinah, mawadah, warrohmah」の部分は「samawa」と略されることもあるようで、アラビア文字から来ていることから主にイスラム教の方の間で言われたりします。

では、インドネシアでの結婚式はどのようなものなのでしょうか。まず、結婚式のスタイルは大きく2つに分かれます。「ナショナル(nasional)若しくはインターナショナル(nasional)」か民族の伝統的な様式である「アダット(adat)」かです。ナショナル/インターナショナル式の結婚式は異なる民族同士が結婚をする際に中立的な方法で行う若しくは伝統的な儀式の中で余分だと思われるところを省きたいといった理由で選ばれます。

2つの様式が有るから、それぞれに対応できるようにしなくてはいけない!と身構える必要はありません。私の経験上、ほとんどの結婚式において招待客のやることは大体同じです。結婚式と言っても多くが二部構成であり、「宗教的な祝福をする儀式(プンブルカタン/pemberkatan)」と「披露宴(レセプシ/resepsi)」に分かれます。多くの招待客が参加するのは後者の披露宴の方です。ただ、新郎新婦が指輪の交換をするのは前者のプンブルカタンなので、是非指輪の交換が見たい!という方はそちらに参加しても良いと思います。

ナショナルスタイルで行われた結婚式の会場ナショナルスタイルで行われた結婚式の会場

レセプシに関しては、まず披露宴会場に着くと受付が有るので、そこで自分の名前と会社名や簡単な住所を記入してご祝儀を渡します。結構適当に記入している人が多いです。ご祝儀に関しては日本程高くなく、Rp300,000~Rp500,000(3~5千円)くらいあればOKです。

会場内に入りパフォーマンスや挨拶等が終わった後に招待客が列になって新郎新婦と親族のいるステージまで行き新郎新婦、親族と握手をします。彼らと一言二言交わした後、ステージから降りてくれば基本的にほぼ大切なことは終わったと思ってくれれば結構です。日本と比べるとかなりシンプルですね!式によっては一通り握手が終わった後、新郎新婦の在学中の友達や会社の人たちと写真を撮ることも有ります。式場にはビュッフェ形式で食事が用意されている為、新郎新婦たちとの握手が終わったら知り合いと食事を楽しんでも良いと思います。

新郎新婦と握手をするために並ぶ人たち新郎新婦と握手をするために並ぶ人たち

服装に関してですが、大体の披露宴ではインドネシアのろうけつ染め、バティック(batik)を着れば結構です。インドネシアにおいてバティックは正装です。スーツみたいに厚着をしなくて良いので楽です。私も5着程持っており、式典が有る時は重宝しています。

それでは、次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!