インドネシア入門

インドネシア語って難しい?

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
今回はインドネシア語についてお話ししたいと思います。インドネシアの公用語は「インドネシア語」です。英語や中国語、ヨーロッパの言語は大体のイメージがつきますが、インドネシア語ってどんな言葉なのか見当もつかない方もいらっしゃるかもしれません。

インドネシア語はマレーシアで話されているマレー語と似ているのですが、皆さんにとってなじみのある言葉が有ります。動物の「オランウータン(Orangutan)」は有名だと思いますが、実はこれ、インドネシア語なんです。オラン(Orang)は「人」でウータン(Hutan)は「森」という意味になります。なのでオランウータンとは「森の人」という意味なのです。最初に知ったとき「なるほど~、森にすむ人だから森の人かぁ」と納得する自分がいました。

あと、インドネシア料理を食べたことがある方は「ナシ・ゴレン」という料理を食べたことが有るかもしれません。「ナシ・ゴレン」とはインドネシア風のチャーハンです。ナシ(Nasi)は「ごはん」、ゴレン(Goreng)は「揚げる」という意味です。日本語では「炒飯」と訳されますが、直訳すると「揚げ飯」なんです。「へー」でしょ?

「人はおらん(Orang)!」「ごはんは無し(Nasi)!」と覚えるとスーッと頭に入ってきますよね。他にも覚えやすい単語が有ります。「魚はいかん(Ikan)!」「お菓子は食え(Kue)!」は代表的です。

「魚はいかん、ごはんは無し、お菓子は食え、人はおらん」これで4つの単語を覚えることができました!その他にも出てきたウータン(Hutan)やゴレン(Goreng)もあわせると6単語覚えたことになりますね。どうでしょう、興味を持ちましたか?

興味は持ったけど、ちゃんと話せるかが心配、文法が難しくないのかと思った方。。。安心してください!インドネシア語の文法は難しくないです!

英語は学校で習ったことがあると思いますが、その際、過去形、過去完了形等よくわからなかった覚えはありませんか?少なくとも私はそうでした。「過去形と過去完了の違いってなんだよ」とぼやいていました。インドネシア語はシンプルです。昨日/Kemarin(クマリン)とか、前に/dulu(ドゥルー)という単語をつかえば過去形になってしまいます。例を見てみましょう。

Saya makan nasi goreng.(私はナシゴレンを食べる。)
サヤ マカン ナシゴレン

という文があったとします。この分を過去形にすると

Kemarin saya makan nasi goreng.(私は昨日ナシゴレンを食べた。)
クマリン サヤ マカン ナシゴレン

になります。Kemarinをつけるだけで過去形になりました。簡単でしょう?但し、注意が必要です。Kemarinは「昨日」という意味ですが、「先日」、「過日」の意味で使う人もいます。つまり、こちらとしては「昨日」として捉えていたにもかかわらず、言った本人は「先日(近い過去)」を意味していたという場合があります。そうです。良い意味でいえばシンプル、悪い意味でいえば曖昧なのです!大丈夫です。最初は慣れないかもしれませんが、慣れると具体的に聞く癖ができてきます。例えば先程の例ですと「何日にナシゴレンを食べたの?」と具体的な時期を聞けば解決です。

Tanggal berapa anda makan nasi goreng?
タンガル ブラパ アンダ マカン ナシ ゴレン?
(あなたは何日にナシゴレンを食べたの?)

と聞けば具体的に食べた時期を聞くことができます。まぁ、いつナシゴレンを食べたかなんて聞くことは稀だと思いますが 笑

ナシ・ゴレンナシ・ゴレン

因みに、私はインドネシア語の教師ではなく、日常で使用する会話を基に紹介しています。教科書で習うインドネシア語が必ずしも日常で利用されるというわけではありません。。。しかし、スピーチですとか、公の場合では正しいインドネシア語も話されます。もっとインドネシア語について知りたい!という方はこちらがおすすめです。基本的な会話を音声付きで勉強することができます。是非、試してみてください!

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次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!