こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
この前、オーストラリアから戻ってきて思ったのですが、ルピアって桁数が多いですよね!
日本で一番金額の高い紙幣は100,000ルピアで、日本の10,000円よりも桁数が多いですが、日本円に換算すると1,000円程…日本に一時帰国する際にルピアの札束を持って行ったものの、うすーくなって日本円で戻ってきたときには悲しい思いをしました。
インドネシアに来たばかりの方から「ルピアだと桁数が大きくて頭が痛い…」という話をよく聞きます。そこで、今回は私なりのルピアへの慣れ方をお伝えしたいと思います。
まず大体のイメージなのですが、ルピアから円換算する際はルピアの金額からゼロを2つ取れば日本円に換算できます。なので
1,000ルピアは10円、
1,000,000ルピアは10,000円、
1,000,000,000ルピアは10,000,000円 になります。
あと、インドネシアで金額の話をする際、「リブ」とか「ジュタ」とか聞くと思いますが、これを覚えておくと数字の話がしやすくなります。
100ルピア=スラトゥス・ルピア(Seratus Rupiah)
1,000ルピア=スリブ・ルピア(Seribu Rupiah)
1,000,000ルピア=サトゥ・ジュタ・ルピア(Satu Juta Rupiah)
1,000,000,000ルピア=サトゥ・ミリアル・ルピア(Satu Miliar Rupiah)
なので「リブ」と聞けば何十円単位、「ジュタ」と聞けば何万円単位の話をしているのだなとイメージしていただければと思います。因みに「プラウスリブ」というジャカルタ湾から北に延びたリゾートアイランドが有りますが、あれは「Pulau Seribu」と書き、日本語にすると「千の島」という意味になります。実際は120の島からなっているようなのですが、これで「リブ」と聞けば千!とパッと出てきますね。
少し大きな買い物をするときによく聞くのは「ジュタ」です。万円単位ですからね。インドネシアは略語が好きなので「juta」を「jt」とも書いたりします。
その次に大きい単位の言葉が「ミリアル」です。たまにインドネシアってひねくれてるなと思う時が有るのですが、「ミリアル(miliar)」って英語でいう「ミリオン(million)」と似ていますよね。でも指しているのは百万じゃなくて十億なんです。日本円で言うと千万単位。なので家を買うときとか会社の売上、利益とかの話をする際によく出てくるワードです。略して「エム(M)」や「ミル(Mil)」と言ったりします。よく日本人の方とメールをする際、「10Mで購入」とか書いてこられたりします。たまに「Miliar」か「Million」どちらとも取れるときが有るので、その時は要確認ですね。インドネシア暦が長ければ「Miliar」かもしれないし。。。
10億が「ミリアル」なら兆はどうだ?と疑問に思いますが、兆は「トリリウン(triliun)」なんです。これは英語と似ていて安心しました。あまり日常で出くわすことは無いと思いますが、略して「テー(T)」と言います。いやぁ、年収でTもらえたらなぁ。
この記事を書くにあたり、いろいろと情報収集をしたのですが、興味深い情報がインドネシア語版ウィキペディアに載っていました。実は兆を表す単語として「triliun」の他に「ビリウン(biliun)」も有ったりするのです。インドネシアは昔オランダに統治されていたのですが、その時にゼロが9つあればmiliar(10億)、12つあればbiliun(1兆)、18つあればtriliun(100京)といわれていました。しかし、アメリカの影響を受け始めたことによりbiliunをtriliunと言うようになったようです。miliarはインドネシア語大辞典に10億と記載されていたことからそのままになったようです。逆に言えばbiliunは辞典に載っていなかったのですかね。それほど大きな金額だったとか?つまりmiliarが10億というのは昔のなごりなのですね。
あと、細かい話なのですが、インドネシアだと金額を3桁ずつ区切るのに「カンマ( , )」ではなく「ドット( . )」を使用します。なので小数点以下の数字が沢山ある、というか小数点が沢山ある!と思わないように注意してください。
次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!