こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです！
ジャカルタって結構交通渋滞がひどい都市で、結構前の話ですが雨が降ったりどこかでイベントがあったりしたときは１時間経っても１０mしか進まない日もありました。
因みにオランダのTom Tom社が出した2023年のランキングだと、ジャカルタは世界で30番目に渋滞がひどい都市のようです。ランキングを見ると１４位の札幌、２５位の名古屋、２７位の東京よりも低いので、「大したことないじゃん。」と思われるかもしれませんが、ジャカルタだと基本的に車での移動になるので大事な用事とかあると、結構出る時間に気を遣います。
そんなジャカルタも少しずつ公共交通機関が整備されており、２０１９年にはジャカルタで初めての地下鉄（MRT：Mass Rapid Transit）が開通しました。日本のODAが絡んでいるのでちゃんとしたつくりで、本当にここジャカルタか？と思うくらいです。現在、ジャカルタのMRTは南北に走っており、南はLebak Bulusから北はBundaran HIまで繋がっています。その他、更に北に繋げるプロジェクトが行われており、行く行くは南北だけでなく東西にも走ると言われています。東西まで繋がったらかなり便利ですね！
車両基地に並ぶMRTこの前、実際に乗ってきました。こちらがMRTの駅の入り口で、この写真はたまたまスナヤンで撮ったものです。
スナヤンMRT駅の入口日本の地下鉄と違い、地下に降りたところでセキュリティーチェックが有ります。持ち物をX線に通しますが、そんな大層なものではないです。ご安心を。
改札の通り方は大きく分けて３つあります。
①現地で切符を購入し、その切符で通る。
②電子マネーカードで通る。
③QRコードをかざして通る。
①はジャカルタに観光に来て頻繁に電子マネーカードを使わない人向けです。ジャカルタに住んでいる若しくは勤めている人である程度MRTを利用する回数が多い場合は②、③が主流です。②は日本でいうSuicaやPasmo（他にも素敵なカードがたくさんありますよね！）みたいなもので他の公共交通機関やコンビニ等で利用できるもので、とても楽なのですが、１点不満を申し上げると、タップして改札を通るまでの時間が若干日本よりも長いのです。大体タップしてから１秒くらいでしょうか？気持ち的には30秒くらいに感じます。それで全く問題無く通れればいいのですが、通れないことがあるんですよこれが（笑）。たまにエラーが起こるんです。エラーが起こると駅員さんに対応してもらうのですが、後ろがつっかえていると焦りますよね。タップしてから1秒程審査を受けている感じで毎回緊張しています。審査結果が不合格だったときがもう。。。
Mandiri銀行の発行しているe-moneyそこで今回トライしたのが、QRコード決済です！以前利用したときに私の前に並んでいる人が形態を改札機にかざして瞬で（秒でではなく！）入れたのを見て、これだ！と思いました。QRコードだったら以前紹介したGoPayや、その他の電子決済アプリOVO、Danaなどがあるし、銀行のアプリでも決済できるので楽勝じゃんと思ってたのですが、甘かったです！
QRコードを利用する際は事前にMRTのアプリで切符を買うのですが、限られたアプリからの入金を受け付けていないのです。受け付けているアプリが電子決済であればAstraPayとi.saku、銀行系アプリであればblu(BCA銀行のアプリ)とMastercardです。少なっ！
「Mastercardを除いてメジャーな決済アプリがないじゃあないか！あれ？おかしいな？前はGoPayとかOVOとか使えたはず！」と思い、ネットで調べたところ、2023年7月1日より上記方法しか受け付けなくなったようです。よく考えたら全てMRTの駅の命名権を買っているところですね。AstraPayのアストラグループはSetiabudi Astra駅、bluのBCA銀行はBlok M BCA駅、MastercardはSenayan Mastercard駅。そしてi.sakuはよくわからないのですが、提携している会社を見るとどうやらIndomaretグループだと思います。なのでFatmawati Indomaret。利権が絡んでますね！
Mastercardはクレジットカードの情報を入れなければならず、セキュリティ的に不安だし、bluというアプリは外国人は使えないようだし、i.sakuって聞いたこともないわっ！（失礼）と思い、消去法でAstraPayを使おうと思います。
次回、AstraPayを使ってMRTの改札を通ってみたを記事にしたいと思います。お楽しみに！Sampai Jumpa（サンパイ ジュンパ＝またね）!
