こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです。
前回、「K-Mart(Kマート)」という韓国系スーパーを紹介しましたが、あのコンプレックスの中に私がお気に入りのレストランが有るのです。名前は「Kaca Mata(カチャ・マタ)」です。ここは24時間営業のNasi Campur(ナシ・チャンプル)料理を提供してくれるところです。Nasi(ナシ)はご飯、Campur(チャンプル)は混ぜる、混合の意味です。沖縄の料理でソーミンチャンプルーやゴーヤーチャンプルーと言われる料理が有りますよね。チャンプルーの語源がインドネシア語やマレー語とも言われていますが、沖縄とインドネシアの間にあるフィリピンではチャンプルという言葉を使用していないようです。フィリピンでもゴーヤーチャンプルーに似た料理は有るようですが、料理名は「Ginisang Ampalaya(ギニサン・アンパラヤ)」と呼ばれるそう。「チャンプル」の「チャ」の字も入っていない!不思議です。どうやって沖縄、インドネシア、マレーシアとの間で広がったのですかね?さて、このレストランで提供されるナシ・チャンプル。ナシ・チャンプルとは言っても何とのチャンプルか?それは豚肉です!場所はこちら。
外観はこんな感じです。夜遅くまで仕事していて、めちゃめちゃお腹が空いているとき、こういうレストランが有ると本当に有難く思います。
店内はこんな感じです。夜は人が少なめなので店員さんも少しだらけ気味かもしれません。しかし、料理は美味しいのでご心配なく!
ここで私がよく頼むのは「Nasi Hainam Spesial(ナシ・ハイナム・スペシャル)」です。鶏の茹で汁で調理されたハイナム・ライスに三種類の豚肉料理がついてきます。
こちらが肉だけの写真。美味しそうでしょう?私が好きなのは手前の赤くて甘く味付けされた肉です。左の肉も甘めです。上に並べられた肉は塩で味付けされていますので甘いだけではなく、飽きの来ない料理です。
この料理で一緒についてくるのが酸っぱい味付けのされたスープです。日本人にとって酸っぱい味のスープって馴染みが無いですが、これが結構癖になるんです。Soup Sayur Asin(スープ・サユル・アシン)という名前のスープなのですが、調べてみるとMeigan cai(メイ・ガン・ツァイ/梅干菜)と言われる中国カラシナを発酵させたもの使用しているようです。
私はご飯じゃなくて麺派という方、ご安心ください。ナシ・チャンプルの店ではありますが、麺料理も有ります!麺だけでなく、お粥や飲茶も楽しめます。因みに以前お粥を頼んだ時の写真も有るので貼っておきます。お粥を頼むとお肉の他にCakwe/Cahkwe(チャクウェ/油条)もついてきます。お粥がしみ込んだチャクウェがまた美味しいんです!初めてチャクウェを見た時、明らかに油の塊なので食べるのを避けていたのですが、試しに食べてみたのが間違いでした。その後、チャクウェが料理についてくると必ず食べるような体になってしまいました。スープだとか、お粥の味を存分に楽しみたいとき、チャクウェって重要ですね。ラーメンにも使いたいくらいですが、恐らく邪道と言われて追い出されるのでしょうね…
以上が24時間営業しているナシ・チャンプルのお店、カチャ・マタの紹介でした。次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!