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東南アジア最大のモスク、イスティクラル

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
以前、ジャカルタ大聖堂について紹介しました。実はその大聖堂の道を挟んで向かい側に大きなモスク、イスティクラル(istiqlal)が立っています。今日はそのイスティクラル・モスクを紹介します。

こちらがモスクの外観です。

イスティクラルの外観イスティクラルの外観

ぱっと見てオフィスビルのような形をしていますね。中に入るためには服装のルールが有り、靴を脱いで長袖を着て入場する必要がありますが、男性は半袖の着用が許可されていました。短パンはNGで、穿いてきてしまった人には布を貸し出していました。観光客に対して優しいですね。

こちらが内部になります。

イスティクラルに入ってすぐの廊下イスティクラルに入ってすぐの廊下

まず警備員さんに部屋に案内されました。 部屋には欧米人や韓国人等、観光客と思われる人も何人かいました。数分待った後、ガイドらしき男性が部屋に入ってきて、それからイスティクラル内を巡るツアーが始まりました。

ガイドさんに案内されてモスク内を巡ります。ガイドさんに案内されてモスク内を巡ります。

最初に案内されたのはメインとなる礼拝堂です。

一言で表すと、「とても広くて美しかった。」です!

イスティクラルのメインとなる礼拝堂イスティクラルのメインとなる礼拝堂

特に私はドーム型の天井が好きです。天井には光を反射させた緑色のタイルが張られてあり、天井の上部は薄緑色、下部は濃い緑色で、そのグラデーションが綺麗でした。なかなか写真だと素晴らしさが伝わらないのが惜しいです!

緑色に輝いて美しい礼拝堂の天井緑色に輝いて美しい礼拝堂の天井

その礼拝堂でガイドさんがこのモスクについて教えてくれました。「イスティクラル」とはアラビア語で「独立」を意味し、1945年にインドネシアが独立したことを忘れないように建てられました。このモスクの建設は17年の歳月がかかり、1978 年に完了しました。めちゃくちゃ時間がかかったのですね… イスティクラルは東南アジア最大、世界で6番目に大きいモスクだそうです。

さらに、イスティクラルの造りには意味があることも説明してくれました。

1. ドームの直径は45メートルです。「45」は1945年のインドネシア独立した年を象徴しています。

2. メインの礼拝堂には 12 本の柱がありますが、「12」はイスラム教の預言者ムハンマドの誕生日イスラム暦第3月の12日を表します。

3.メインフロアと4層のバルコニーの合計5フロアとなります。 数字の「5」はイスラム教の五行(五柱)を表し、その中には毎日の5つの祈りとパンチャシラの階段も象徴されています。

その後、大きな太鼓の前に案内されました。 イスラム教徒はイスラム暦の第9月(ラマダン)の日中に断食をします。 多くのイスラム教徒は夜明け前に朝食をとりますが、中には寝坊する人もいるので、担当者がこのような太鼓を叩いて起こしているようです。

ラマダン中に使用される太鼓ラマダン中に使用される太鼓

最後は広々とした中庭に出ました。

イスティクラルの中庭イスティクラルの中庭

そこからメインの礼拝堂のドームと高いミナレット(尖塔)が見えます。

中庭から見えるミナレット中庭から見えるミナレット

これでイスティクラル・モスクのツアーは終了です。家に帰った後、ツアーの最初と最後に撮った写真を確認したのですが、始まった時間が午後1:52、終わった時間が午後2:12分でした。なので、ツアー自体は約20分くらいのイメージです。

しかし、イスティクラル・モスクとジャカルタ大聖堂の位置には驚きました。宗教対立のあるこの世界において、異教の建物が近くにあるとは!インドネシアのおおらかさを感じます。まだまだ世界では紛争が続いていますが、早く世界が平和になりますように。。。

それでは、次回もお楽しみに!Sampai Jumpa