こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
今回は完全に自分が勝手に思ったことを記事にしたいと思います。いつもインドネシアの情報を楽しみにされている方、申し訳ないですが、しばらくお付き合いいただけると嬉しいです。
まず、ブログのタイトルですが、皆さんどこかで似たようなフレーズを見たことは有りませんか?こちらは2023年にアフリカ西部のカメルーン共和国に住むコンボさんと言う方がグーグル翻訳を使い日本人に対して送ったメッセージです。「日本人、過労自殺が多いと聞いた。死なないで欲しい。仕事はやめていい。世界はとても広い。アフリカに来い」。。。とてもいい言葉ですよね!特に「世界はとても広い。アフリカに来い」という箇所が好きです。「あぁ、別に無理して日本に住む必要は無いんだな。」、「アフリカに行ったら何とかなりそうだ。」と思わせてくれます。しかし、これで行動に移す人はどれくらいいるでしょうか?私が日本で日々の生活に悩んでいる立場だとすると、いきなりアフリカに行くのはハードルが高いと感じてしまいます。なので最終的にアフリカに行くにしても、まずインドネシアに来てはどうか?ということを以下の通りつらつらと書いていきたいと思います。
まず、いきなりアフリカに抵抗がある理由の一つ目が日本からアフリカまでの距離です。アフリカと一言でいっても広いので、例えばコンボさんの住んでいるカメルーンだとしましょう。ネットで調べると羽田空港からドゥアラ国際空港までの飛行時間は早くても約20時間とのこと。結構長時間飛行機に乗らなければならないので、厳しいですよね。現地に着いてからの移動は?日本との行き来をする場合は?と考えると萎えてしまいます。インドネシアの場合、例えばジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港だとすると羽田空港から約7時間で着き、個人的には許容範囲だと思っています。
理由の二つ目が時差です。日本とカメルーンの時差は8時間で、日本の方が早いです。日本にいる家族や友達とビデオコールや電話をするならカメルーン時間で午後1時くらいまでが限界ではないでしょうか。インドネシアは東西に長いので一国で三つの時間帯が有ります。首都ジャカルタは西部インドネシア時間(Waktu Indonesia Barat : WIB)で日本より2時間遅いです。観光で有名なバリ島は中部インドネシア時間(Waktu Indonesia Tengah : WITA)で日本より1時間遅い。そしてインドネシアの東部に位置するマルク諸島やニューギニア島西半分のイリアンジャヤは東部インドネシア時間(Waktu Indonesia Timur : WIT)で日本との時差は無しです。インドネシアだと活動時間中に日本と通信できる時間が増えますね。
理由の三つ目が現地に住んでいる日本人の数。いきなり現地に行って全く日本語の話せない方に囲まれるのって不安ですよね。在留邦人数は外務省の調べによると2023年8月現在で73人。。。日本からは逃れたいが日本人が少ないのも不安なところ。。。一方インドネシアの場合、JETROの調べによると2023年10月1日現在で15,510人。以前紹介した日本人の集まるコミュニティも有ることから、充実したプライベートを過ごすことも可能だと思います。
そして最後の理由は生活レベルです。日本の2023年一人当たり名目GDPはUSD33,805.94、対してカメルーンはUSD1,711.34。日本の約20分の1の規模になります。いきなり規模の大きく異なる国に行くと日本での生活とのギャップが大きすぎて精神的にまいってしまうかもしれません。インドネシアはというとUSD4,942.36で日本の約7分の1。ジャカルタだけに絞ればもっとギャップは少なくなると思います。実際、私自身がジャカルタに住んでいて生活水準の違いで困ったことはありません。
ソース:「世界経済のネタ帳」https://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html#google_vignette
以上が理由になります。いろいろとカメルーンと比べてしまいましたが、言いたかったことは日本での生活に悩んでいる場合、まずインドネシアに来て生活の拠点を日本に絞る必要は無いということを感じてくれたらなということです。
「世界はとても広い。まずはインドネシアに来い。」
次回は私自身がインドネシアに来て救われたなという体験を書いていきたいと思います。お楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!