こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
先週からサリナ・デパートの話題が続いていますが、サリナの地下にインドネシアの伝統的なお菓子を扱っている店が有ります。その名は「サリ・サリ(Sari Sari)」。こちらのお店、1967年にバンドゥンで学生向けの軽食を提供する目的で創業したお店で、価格が安いことと各お菓子の持つ本来の味を大切にしていることで有名なお店です。そんなお店を紹介しつつ、私の好きなインドネシアのお菓子も紹介できればと思います。
まず、サリ・サリ、サリナ店の場所はこちら。
店内はこんな感じです。土曜日の昼に行ったのですが、多くの人で賑わっていました。それにしてもお菓子の種類が多かったです。
お客さんの数が多いからか、購入したお菓子をパッキングする場所は店の外に設けられていました。
店の外で箱に詰めてもらった後、再度店内に戻ってお会計。今回は14個くらい買ってRp48,300(500円弱)。1個当たり30~40円くらいです。安い!
さて、ここからは私の好きなお菓子を紹介したいと思います!
Lapis Beras Suji/ラピス・ベラス・スジ
こちらは米粉を用いて様々な色の層(Lapis/ラピス)で作られたお菓子で、甘くてもちもちした食感が特徴的です。唐の時代に中国で発祥したお菓子がインドネシアを含む東南アジアに広がったと言われています。味のバラエティも豊かでココナッツ味やパンダンリーフ(タコノキ属の植物)味、チョコレート味などが有ります。インドネシアのお祭りに行くと出される確率大です。
Nona Manis/ノナ・マニス
スラウェシ島発祥のお菓子で、日本語にすると「可愛い女の子」です。インドネシアの美しい女性からインスピレーションを得て名付けられたようです。どのあたりかはよくわかりませんでしたが…内側が白く外側が緑色なのが特徴で、白い部分はココナッツミルク味、緑色の部分はパンダンリーフ味です。こっちも柔らかくて子供から人気のお菓子です。
Angku Ketan Kacang Ijo/アンク・ケタン・カチャン・イジョ
パッと見、得体の知れない食べ物かもしれませんが、皮がもち米(Ketan/クタン)でできているお菓子です。ここで売っていたのは中に甘い緑豆(Kacang Hijau/カチャン・ヒジャウ)をすりつぶしたものが入っています。個人的におはぎに近いものだと思っています。
Serabi Solo/セラビ・ソロ
その名の通り中部ジャワのソロ(Solo)発祥で、米粉にココナッツミルクを混ぜ、炭火で焼いたものになります。ふわふわでパンケーキみたいな感覚です。何も入っていないオリジナルも美味しいですが、バナナやチョコが入っているものも美味しいです。私の好きなお菓子の中でベスト3に入るくらいです。
Bika Ambon Potong/ビカ・アンボン・ポトン
アンボンという名前が入っているからアンボン発祥か?と思いきや発祥は北スマトラ州のメダンなのです。一説によるとアンボン出身の商人がメダンで広めたお菓子が地元であいされて全国に広まったようです。タピオカ、サゴヤシの粉、卵、ココナッツミルクをベースに作られ、これまたパンダンリーフの香りがして美味しいんです!因みにポトン(Potong)は「切られた」という意味なので一般的にはビカ・アンボン(Bika ambon)と覚えればOKです。
Pie Susu/パイ・スス
エッグカスタードとコンデンスミルクを詰めたパイで、バリ島発祥のお菓子です。大体バリに旅行に行った知り合いが高確率で買ってくるやつです。味自体は美味しいのですが、もう少し厚みが有って、ボリュームがあった方が私は好きですね。
今回は以上にしたいと思います。結構メジャーどころが出てきたと思いますが、次回は私がインドネシアのお菓子の中で一番好きなものを紹介したいと思います。次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!