生活

ジャカルタのハナマサ

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
以前、Hokbenに関する記事を書きましたが、その流れで日本との関係がいまいちわからないレストランが他にもないか考えてみました。そして思い浮かんだのが「Hanamasa」です。

Hanamasaはインドネシアでいち早くAll You Can Eat(食べ放題)システムを導入した日本食レストランで、焼き肉やしゃぶしゃぶを売りにしています。今では日本から進出している牛角(Gyukaku)や金舌(Kintan)・しゃぶ里(Shaburi)も食べ放題システムを導入し、味にも評判の有るレストランが多く、なかなか日本人の間で「Hanamasaに食べに行こうぜ!」という感じにはなりませんが、インドネシアで日本食が広まるのに大きく貢献したレストランではないかと思っています。

今回の記事を書くにあたって久しぶりにHanamasa1号店へ行ってきましたので簡単に書いておきたいと思います。場所はこちら。

こちらが外観です。日本を意識した外観でインドネシアの人からすれば絶好の映えポイントではないでしょうか。

Hanamasaの看板Hanamasaの看板
Hanamasaの外観Hanamasaの外観

こちらがレストランの中。清潔感があります。基本的にはしゃぶしゃぶと焼き肉の食べ放題システムなのでしゃぶしゃぶ用の食材と焼き肉用の食材が分けて置かれています。

1号店の店内1号店の店内
食材コーナー、手前がしゃぶしゃぶ用、奥が焼き肉用食材コーナー、手前がしゃぶしゃぶ用、奥が焼き肉用

一通り取ってみました!

こんな感じで並べてみましたこんな感じで並べてみました

こちらが焼き肉を焼いているところ。味はと言うと。。。やはり最近進出してきている有名どころよりは劣ってしまうかなという感じです。

鉄板に乗った食材鉄板に乗った食材

テーブルにはこんなことが描かれていました。
「Bentuk rasa syukur adalah dengan menghabiskan makanan yang anda ambil.」日本語にすると「感謝の気持ちは、食べたものを食べきることです。」です。
こんな言い回しが有るのですね。勿論、完食しました。ごちそうさまでした。

テーブルに置かれたメッセージテーブルに置かれたメッセージ

日本にも「肉のハナマサ」というお店が有り、牛の顔をしたロゴも一緒です。果たして、彼らの間にどのような関係があるのか?調べてみた結果を書いてみたいと思います。

インドネシアのHanamasaはPT. Trinugraha Thohir傘下のPT. Adi Boga Ciptaが運営している会社です。PT. Trinugraha ThohirはGaribaldi Thohir(通称Boy Thohir)氏が率いている会社ですが、彼の弟が現在インドネシア国営企業大臣を務めているErick Thohir(エリック・トーヒル)氏の兄にあたる人なのです。そんな繋がりが…この2社について調べてみたのですが、なかなか情報が見つかりませんでした。日本が絡んでいる気配は有りません。

インドネシアのHanamasaのウェブサイトや紹介を見ると1987年にOno Yasiro氏という方がインドネシアで展開したのが最初だと書かれています。一方、日本では当時小野博氏という方が社長をされていたようで二人のオノさんの関係がいまいちよくわかりません。

一方、日本の「肉のハナマサ」に関してもウェブサイト等調べてみましたがインドネシアの「イ」の字も出てきませんでした…これらをまとめると、恐らくインドネシアでHanamasaの名で事業を始めるにあたり、当初は日本人が絡んでライセンス契約を行ったけれども徐々にローカル主導で事業を行うようになった…のかもしれません。はっきりとした結果が出ず少々気持ち悪い感じはしますが、何か新しい情報が入れば共有できればと思います。

次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!