インドネシア語

ややこしいインドネシア語

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです。

先日、GIIAS 2025に言って来た時の話を書きましたが、その際に年齢を表す言葉として「~ tahun kebawah(~ タフン クバワ)=~歳以下」や「~ tahun keatas(~ タフン クアタス)=~歳以上」の話をしましたが、それ以外にも日常生活でややこしいなと思う表現が有るので、紹介したいと思います。

「Malam minggu」「Malam sabtu」
まず「Malam minggu(マラム・ミング)」ですが、ここではMalamは夜、Mingguは日曜日の意味になります。直訳すると「夜日曜日」で日曜日の夜を指しているように思えますが、正しくは「土曜日の夜」なのです。「Minggu malam(ミング・マラム)」であれば日曜日の夜になりますが、「日曜日」という単語の前に「夜」が来ると「日曜日の前の夜」ということで「土曜日の夜」、つまりサタデーナイトになるわけです。それと同じように「金曜日の夜」という意味で「Malam sabtu(マラム・サブトゥ)」と言われることもあります。ややこしや~

「Setengah ~」
時間の話をするとき、例えば「9時半」を指すときに「Setengah sepuluh(ストゥンガー・スプル)」と言いますが、Setengahは半分、Sepuluhは10の意味になります。直訳すると「半分10」になりますが、これもMalam mingguと同様に「10」の前に「半分」が来ているので、「9時半」という意味になります。これが結構難しいんです。とっさに時間を答える場面が有るのですが、どうしても「9時」というイメージが先に浮かんでしまうので、私はいつも「Sembilan tigapuluh(スンビラン・ティガプル)=9時30分」と答えてしまいます。間違っていないし、ちゃんと通じるのですが、現地の人っぽく「Setengah」から言えるようになりたいな!と思います。

「Orang tua」
自分の親を指すときに「Orang tua(オラン・トゥア)」という言葉を用いますが、Orangは人、Tuaは年老いた、古いという意味になります。直訳すると「年老いた人」となり、こちらも間違いではないんです。なので文脈を考えないと「親」なのか「年老いた人」なのかごっちゃになってしまうので注意が必要です。ただ「Orang tua saya(オラン・トゥア・サヤ)」とか言われると殆どの確率で自身の親を指しますので、不思議なことにいままで間違った認識をして話をしてしまったケースはないですね。

「Selamat tahun baru」「Selamat ulang tahun」
「Selamat tahun baru(スラマット・タフン・バル)」は「新年おめでとう」という意味で「Selamat ulang tahun(スラマット・ウラン・タフン)」は「お誕生日おめでとう」という意味です。どちらの言葉も「Selamat(おめでとう)」と「Tahun(年)」が入っているのでややこしいんですよ。それに「Selamat ulang tahun」のulangは「繰り返す」という意味なので新年の挨拶でも使えそうに思えてしまいます。私の友人はインドネシアに来たての頃、新年を迎えてから同じ会社の人たちにインドネシア語で「お誕生日おめでとう」と言って回って失笑されたことがありましたが、明日は我が身です。もう少ししたら年末ですね!皆さん新年早々間違えないように注意しましょう!

アンチョールで過ごしたいつかのTahun Baru。帰りは激込みで疲れました…アンチョールで過ごしたいつかのTahun Baru。帰りは激込みで疲れました…

今回はややこしいインドネシア語をいくつか紹介しました。皆さんの参考になれば幸いです。次回もお楽しみに!Sampai jumpa!