こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです。
皆さん、インドネシアに住んでいると「Ke kiri, ke kiri, ke kiri」や「Ke kanan, ke kanan, ke kanan」というフレーズの曲を聞いたことがありませんか?少し前に議員が国会で踊り(ジョゲット)を踊っていたことで国民の反感を買っていましたが、その時の映像で流れていた曲としても有名かもしれません。
こちらの曲、「Gemu Famire(ゲム・ファミレ)」という名前で、元々東ヌサ・トゥンガラ出身のミュージシャン「Frans Cornelis Dian Bunda(フランス・コルネリス・ディアン・ブンダ)」という方が歌っている歌なのです。実は2012年から少しずつ有名になり、2015年にミュージックビデオが公開となっています。曲名は日本語に訳すと「fa mi reではなく、食べなさい」とのこと。歌を歌ってないで食べなさいということですかね?曲名を知ってもピンと来なかったので歌詞を見てみましたが、「マウメレは歌でいっぱいの街です」
「お嬢様、左を向いて」「お嬢様、右を向いて」「ド・ド・ド・ド・ミ・ド・ミ・ド・ゲム・ファ・ミ・レ」などのリピートで、ほぼほぼ意味が無い(笑)個人的には浅い曲だなと思ってしまうのですが、そんな局がヒットしてしまうので、実際何がインドネシアで受けるかなんてわからないですね!本当にインドネシアは奥が深い…
 結婚式などの催し物でよく踊られるようです。
結婚式などの催し物でよく踊られるようです。そんな「ゲム・ファミレ」の話をインドネシア人とすると、次に出てくるのが「Poco poco(ポチョ・ポチョ)」という曲です。こちらは1998年初頭に人気を博した曲で、発祥は諸説あるようですが、北マルク州テルナテ(Ternate)が有力とされています。テルナテ出身のミュージシャンArie Sapulette(アリー・サプレット)が作曲しYopie Latul(ヨピー・ラトゥル)が歌ったもので、インドネシア国軍や国家警察の間で朝の体操用に使われていたものが、テレビ局TVRIの番組で使用されたことで人気に火が付いたようです。
この「Poco poco」の意味ですが、テルナテ語で「ふっくらとした頬をした愛らしいかわいい赤ちゃん」を指すようです。歌詞を見てみると「私たちが愛する唯一のンガナ/私たちが愛するのはンガナだけ/ただ、あなたは私をめまいさせるのが好きなだけ」…と「ンガナ」という人(赤ちゃん?)に対する愛をひたすら歌った曲になります。「ンガナなんて知らんがな!」と一蹴するのではなく、全国的に有名な歌にしてしまうインドネシア。やはり奥が深い…一体何がインドネシアで売れるのか?インドネシアで働く身として頭を悩ませる日が続きそうです!
次回もお楽しみに!Sampai jumpa!

 
											 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
										
					