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国立博物館へ行ってきた その2

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです。
前回から国立博物館(Museum Nasional/ムセウム・ナショナル)についての記事を書いていますが、今回はどんな展示物が有るのか書いていきたいと思います!

まず「象の建物/Gedung Gajah(グドゥン・ガジャー)」に入ると多くの石像に迎えられます。5~15世紀に作られた仏教やヒンドゥー教の石像が並んでいます。特に目を引くのが「バイラワ」と言われる巨神の像です。破壊神シヴァの恐怖・不穏な側面を象徴する姿のようで、約4.5メートルもある石像は迫力満点です!

数々の石像が置かれた部屋数々の石像が置かれた部屋

そこを抜けると開放感の溢れる中庭に出ます。こちらの建物はオランダ統治下の1862年に建設され、1868年に博物館として一般公開されました。展示物も面白いですが、建物自体を見て楽しむのもいいですね!

象の建物の中庭。ここにも石像が並べられています。象の建物の中庭。ここにも石像が並べられています。

今回訪れた際は「KONGSI(コンシ)」と言われる特別展示がされていました。今年の2月11日から開始された展示のようです。コンシとは中国語で「会館」という意味で、中華系インドネシア人がいつ頃からインドネシアに移住し始めたのか、どのような文化が根付いたのかが展示されていました。別途入館料がかかりますが、国立博物館の入場料と同じくらいの値段に設定されていました。

「KONGSI」という特別展示がありました。「KONGSI」という特別展示がありました。

こちら、「Uang Pisau(ウアン・ピサウ)」という貨幣です。ウアンはお金、ピサウはナイフの意味なので「刀金」とでも言いましょうか。説明を読んだのですが、「中国人は商業活動をするうえでナイフの形をしたものを始めとする貨幣を生み出し、使用した。」と記載されていたのですが、肝心な何故ナイフと貨幣をくっつけたのかは書いてありませんでした。気になる!

何のために作られたかわからないUang Pisau(ウアン・ピサウ)何のために作られたかわからないUang Pisau(ウアン・ピサウ)

こんな展示もありました。こちら、インドネシアの第4代大統領アブドゥルラフマン・ワヒド氏ですが、英文を訳すと「多元主義の父」、インドネシア語を訳すと「インドネシア華僑の父」と言われているようです。彼自身はイスラム教徒でインドネシア最大のイスラム組織ナフダトゥル・ウラマー(NU)議長を務めた人物でもありますが、華僑に対する制限を定めた大統領令を撤回したことからそのように言われているようです。歴代大統領の中ではあまり取り上げられない方かもしれませんが、多様性の中の統一を実現する中で重要な貢献をされた方なのですね!

第4代大統領アブドゥルラフマン・ワヒド氏の紹介第4代大統領アブドゥルラフマン・ワヒド氏の紹介

KONGSIの展示を一通り見終わり、「彫刻の建物/Gedung Arca(グドゥン・アルチャ)」へ移動。中には自分の顔がインドネシアのどの民族の顔に一番近いかAIが判断してくれるブースが有りました。とても面白いですが、大画面に映し出されるのは恥ずかしすぎる。。。インドネシア人の方であれば皆で見て盛り上がろう!という感じなのでしょうね。人数も多かったことから、残念ながら今回は諦めました。いつかは人に見られても動じない、心に余裕のある大人になりたいです!

AIがどの民族の顔に近いか教えてくれます。ご丁寧に大画面にも映し出してくれます。AIがどの民族の顔に近いか教えてくれます。ご丁寧に大画面にも映し出してくれます。

奥へ行くと絵画や彫刻の飾られたエリアがありました。

こちらの絵、1942~1947年にかけて書かれた絵なのですが、日本の統治下でバリを書いたもののようです。普段と変わらない日常を描いているように見えますが、戦争を象徴する点が下記の通りいくつかあるとのこと。。。

絵画や彫刻のエリアに展示されていた絵絵画や彫刻のエリアに展示されていた絵

・絵の左上から右下にかけて対角線に書かれている黄色の蝶は海に身を投げる日本を象徴し、上に書かれている白い蝶は連合軍を表している。
・右上には日本統治下にてネズミの疫病に悩まされたことを表している。
・左側にはバリの日常を描き、右側には田んぼで稲刈りをしていた男性が近づいてきた当局から逃げるよう勧告を受ける様子が描かれている。

こんな美しい絵にそんなメッセージが描かれているなんて。。。作者の方は戦争による悲しみを隠しながら描いていたのかなと想像してしまいます。

博物館内のお土産物屋博物館内のお土産物屋

博物館にはお土産物屋もありました。いろいろと面白いものが有ったのですが、Mandiri銀行の発行しているe-moneyが色も好きだし、実用性が有って良いなと思いました。しかし、値段が1枚当たりRp130,000くらいするんですよ。更にe-moneyの残高はRp0!結構思い切った値段設定をしているなと思いました。まぁ。。。買ってしまいましたが。

ついつい買ってしまいました。。。ついつい買ってしまいました。。。

以上が国立博物館で印象に残っている展示物の紹介でした。興味の有る方は是非行ってみてください!

今日からレバラン休みが始まりましたね。皆さんはこの長期休暇をどう過ごされますか?私は日本へ一時帰国してきます。恐らく、しばらくしたらいくつか日本での記事を投稿するかもしれませんが、飽きずに読んでいただけると嬉しいです。それでは、楽しい連休をお過ごしください。

次回もお楽しみに!Sampai jumpa!