こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです！
以前、サリナ（Sarinah）・デパートの紹介をしたのですが、先日行く機会が有ったので、そこで食べたもの等を紹介できればと思います。
お昼時にサリナへ行ったのでどこで食べようか迷っていたところ、バリ料理のお店を見つけました。バリ料理の店ってたまに見るんですけど、1990年にバリ島のウブドで創業した「ベベック・ベンギル（Bebek Bengil）」や1999年に同じくウブドで創業した「ベベック・テピ・サワ（Bebek Tepi Sawah）」など結構アヒルを売りにしたレストランが多いんですよね。ここのレストランでもアヒル料理が楽しめます。レストランの名前は「バリ・ティンブンガン（Bali Timbungan）」です。私、バリ料理も好きなのですが、特に好きなのが料理と一緒に出てくる「サンバル・マター（Sambal Matah）」！サンバルなので勿論辛いのですが、唐辛子の他に赤タマネギやニンニク、コブミカンの葉(Daun Jeruk)が混ざっていて爽やかな味がするのです。最初に食べた時はサンバルにもこういうものが有るのか！と衝撃を受けた覚えが有ります。
サンバル・マター（Sambal Matah）ティンブンガン（Timbungan）とは何か？調べてみると食べ物が腐らないように保存する処理や保存された食べ物を指しています。どのように保存するかと言うと竹の中に食材と調味料を積め、温めて保存しておくのです。聞くだけでお腹が空いてきますね。それではどんな料理が有るのか、見てみましょう。場所はこちら。サリナ・デパートのグラウンドフロア（実質１階）に有ります。
外観はこんな感じ。
バリ・ティンブンガンの外観中に入るとこんな感じ。デパートの端に有って２面がガラス張りになっているのでとても明るい雰囲気です。
レストランの中外を見るとこんな感じです。向こう側にジャカルタ・シアターが見えます。
窓際ではこんな景色が見られますまず頼んだのは店のオススメ「ベベック・ティンブンガン（Bebek Timbungan）」のハーフサイズです。アヒルを竹筒に入れて、まさにティンブンガンしたものです。これが結構おいしかった！スパイスの味もよく効いていて、長い時間をかけて料理されたアヒルの肉は軟らかくて食べやすかったです。ただ、何も言わないと辛い料理が出てくるので辛い物が苦手な人は辛さ控えめで注文することをお勧めします。控えめにしても結構ビリ辛な感じでした。
ベベック・ティンブンガン（Bebek Timbungan）辛いのが本当に苦手な人やアヒルよりもチキンがいいという方、ご安心ください。アヤム・ベトゥトゥ・アラ・ギリマヌク（Ayam Betutu Ala Gilimanuk）、日本語で「ギリマヌク風チキンの蒸し焼き」という料理が有ります。アヤム・ベトゥトゥもバリ島の郷土料理でスパイスやハーブ、炒めた野菜などを鶏肉に詰め、バナナの葉で包み、蒸し焼き若しくはローストしたものです。ギリマヌクはバリ島の地方の名前で海の向こうにジャワ島が見えるくらい西端にある場所を指しています。この料理はサンバルとチキンを分けてくれるので自分の加減で辛さを調整して食べることができます。
アヤム・ベトゥトゥ・アラ・ギリマヌク（Ayam Betutu Ala Gilimanuk）一通り料理を食べ終わった後、デザートも頼んでみました。今回頼んだのはピサン・ゴレン（Pisang Goreng）、日本語でいう揚げバナナです。そして出てきたのがこちら。
ピサン・ゴレン（Pisang Goreng）これはどうやって食べるのか？と思ってしまいますが、左にあるバナナを右上に見える10秒ほど氷水に入れます。氷水で洗うといった方が正しいかもしれません。何故洗うのか？店員さん曰くバナナが揚げたてでとても熱い状態なので、そのまま食べるとやけどしてしまうからと言うのと、バナナがシロップでコーティングされているのでベタつきを取り除くためと言うのが理由だそうです。そして洗ったバナナをアイスと一緒に食べるのだと。。。ユニークですよね。氷水に浸したら熱々のピサン・ゴレンが食べられないじゃないかと思ったのですが、10秒くらい洗うのであればピサン・ゴレンが覚めることはありません。十分に熱々を楽しめます。ご安心を。
店内の壁に描かれた絵がお洒落以上がサリナで楽しめるバリ料理レストラン「バリ・ティンブンガン」で食べたものです。次回はサリナで楽しめるジャムゥ（Jamu）のお店を紹介します。お楽しみに！Sampai Jumpa（サンパイ ジュンパ＝またね）!
