インドネシア入門

気になるアラビア語 その1

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!
インドネシアでの公用語はインドネシア語ですが、よくアラビア語を聞く場面も有ります。人口の約9割がイスラム教徒で、イスラム教はアラビア語を母語とするアラブ人の間で生まれたからです。その為、挨拶やお祈りでよくアラビア語を聞きます。恐らく皆さんの中にもいきなりアラビア語で話しかけられて困惑した方がいるかもしれません。そこで今回はインドネシアでよく聞かれるアラビア語を紹介したいと思います。

まずは挨拶からです。

Assalamualaikum. (アッサラームアライクム)

意味は「あたなに平安がありますように。」です。
そしてこのように言われたらどうやって返すか?答えはこちらです。

Wa’alaikumussalam. (ワ アライクムサラーム)

意味は「あたなにも平安がありますように。」です。結構長いですね!日本語のように「こんにちは」と言われたら「こんにちは」で返す。。。という感じにはいきません。難しいと感じる方は「Wa’alaikumussalam. (ワ アライクムサラーム)」だけ覚えて、挨拶されたときに返せるようにしておいた方が良いですね。そして慣れてきたらもう少し長い文に挑戦してみても良いかもしれません。

Assalamualaikum Warahmatullahi Wabarakatuh.
(アッサラームアライクム ワ ラフマトゥラヒ ワ バラカトゥ)

意味は「あなたに平安があり、アッラーが慈悲と祝福を与えてくださいますように。」です。

アッラーはイスラム教の唯一神のことです。そう言われたら返すときは。。。

Wa’alaikumussalam Warahmatullahi Wabarakatuh.
(ワ アライクムサラーム ワ ラフマトゥラヒ ワ バラカトゥ)

意味は「あなたにも平安があり、アッラーが慈悲と祝福を与えてくださいますように。」です。日本人でこんな返しができたら「ムム!?こやつ、できるな。」…と思われるかわかりませんが、結構イスラム教徒の方に喜ばれます。

これらの言葉は日常でも聞きますし、式典、特にイスラム教徒の方が集まる式ではよく聞かれます。次に聞く言葉はこちら。

Ya allah! (ヤ アラー)

こちらは日本語にすると「あぁ、神様!」、「おぉ、神よ!」といった感じです。個人的には人が驚いたときとか、嘆くときに聞きますね。以前、私の勤める会社にいたイスラム教徒の社員が「ヤ、アラー、ヤ、アラー」と言いながらカタカタとキーボードを打ってて、こんな遣い方をするのか、と新鮮に感じました。驚くといえば、もう一つアラビア語があります。

Astaghfirullah! (アスタフィルラ)

意味は「アッラーに許しを乞います。」です。驚いて、恐ろしい思いをして、そして神に許しを乞う…といった感じでしょうか。もう少し長い文も有ります。こちらです。

Astagfirullahaladzim! (アスタフィルラアジム)

意味は「全能のアッラーに許しを乞います。」です。驚いたときに言うにしては少し長いと思いませんか?しかし、以前イスラム教徒の社員と曲がり角で突然出くわしたとき、本当に「Astagfirullahaladzim!」と言ったんです!とっさにそんなこと言えるか!?と思いましたが、よくよく考えたら私も驚いたとき日本語で「うわ、ビックリしたー!」と言いますので、確かに言えるな、と納得しました。慣れてしまったら驚いたときに「ア!」って言うと自然と続いて「…スタフィルラアジーム!」と言えてしまうんでしょうね。

他にもよく耳にするアラビア語が有りますが、今日はここまで!
次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!