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2024年レバランの思ひ出:大丸別荘(福岡県筑紫野市)

こんにちは、ジャカルタで暮らす会社員のサントソです!

今回はレバラン休み中に行ったところ、泊まった宿のお話をしたいと思います。レバランの長期休暇中、福岡へ旅行しに行ってきました。今まで九州地方だけは足を踏み入れたことが無かったので、今回の休暇を利用して行ってきました。

まず、宿ですが筑紫野市にある「大丸別荘」という老舗旅館に泊まりました。この旅館は昨年衛生面の問題でニュースになっており、宿泊するか悩みましたが、1865年の開業以来、160年以上続いている旅館ですし、問題を起こしたときから社長も交代していることから宿泊してみることになりました。

場所はこちらです。

宿泊初日、フライトスケジュールにより到着が夜中になったため食事等楽しめませんでしたが、まずは部屋と周辺を見て楽しむことにしました。当日泊まったお部屋は「平安亭」というタイプでした。本当は大正時代に建てられた「大正亭」に泊まりたかったのですが、休館中であったのと、インドネシア人の妻にとってイスとテーブルがあった方が良いかもしれないと思い平安亭を選びました。泊まった感想ですが、とてもよかったです!部屋に入った瞬間、木と畳の良い香りがしました。部屋の広さは10帖と8帖の和室以外に洋風のリビングがあり、とてもゆったりした空間でした。宿泊したときは妻と2人だったのですが、2人で泊まるには贅沢な広さでした。

玄関に入るとこんな感じです。

平安亭の玄関を入ったところ平安亭の玄関を入ったところ

和室はこんな感じです。手前が10帖、奥が8帖の部屋(寝室)になります。壁にはお洒落な掛け軸が飾ってあります。

平安亭の和室平安亭の和室

10帖の部屋の隣には洋風のリビングが有ります。障子を開けると中庭を見ることができます。こちらは翌朝に撮った写真です。

洋風リビング洋風リビング
部屋から見える景色部屋から見える景色

洋風リビングにある扉の向こうには浴室が有ります。残念ながら温泉ではないのですが、ヒノキを使った浴槽を利用することができます。ヒノキの香りもたまりません!

ヒノキを使用した浴槽ヒノキを使用した浴槽

部屋を見た後は周辺を探検。階段の踊り場には署名人からの色紙が。。。不勉強で知らない方が殆どなのですが、作曲家や映画評論家の方のサインが見られました。

館内に飾られている署名人のサイン館内に飾られている署名人のサイン

その他、昭和天皇が使用された食器も飾られていました!天皇様も利用されるような旅館なのですね!それだけ愛されてきた旅館であることがよくわかりました。

昭和天皇が使用された食器昭和天皇が使用された食器

大浴場は午後11時に閉まります。着いたころは11時ちょっと前だったため、その日は諦めて寝ました。

翌朝、楽しみにしていた大浴場へ行きました。次田の湯と言われています。

大浴場と日本庭園へ出られるドア大浴場と日本庭園へ出られるドア

残念ながら浴室は撮影禁止である為、外からの写真で勘弁ください。中は300㎡ほどの広さがあり、11人くらいが体を洗えるスペースと大きな湯舟が1つありました。浴室にある大きな窓は中庭に面しており、豊かな自然を味わいながら体を温めることができました。窓の隙間から入ってくる冷たい風を感じながら入るお風呂は最高です!

突然ですが、万葉集の中で「大伴旅人」によって読まれた「湯の原に鳴く葦鶴は我がごとく妹に恋ふれや時わかず鳴く」という歌が有ります。「湯が湧き出る野の葦にいる鶴たちはひっきりなしに鳴いている。私のように妻が恋しくて鳴いているのだろうか。」という意味であり、妻に対して思いを馳せる歌になりますが、この筑紫野市の二日市温泉はその歌に関連する土地であり、1,300年間も沸き続けている温泉になります。昔は太宰府のお役人さんやお坊さんも浸かったようです。そんな歴史を感じながら入るのもいいかもしれません。

次田(すいた)の湯の入り口次田(すいた)の湯の入り口

大浴場から出た後は中庭を散策。旅館の中にある日本庭園は3,500坪(11,550㎡)もあると言われています。この大丸別荘のすぐ横に大きな道路があり、結構車が走っているのですが、そんなことを感じさせない程穏やかな雰囲気です。時間が有ったらこの庭園で一日中植物を見てぼーっとしたいです。。。

大浴場の隣、日本庭園へ続く道大浴場の隣、日本庭園へ続く道

 

大丸別荘内の日本庭園大丸別荘内の日本庭園

 

庭園内には座って休める場所も庭園内には座って休める場所も

館内に戻った後、「ロビー松風」へ行き、コーヒーをのんでまったりしました。写真を見てわかるとおり、青い絨毯が敷かれており、とても落ち着ける場所です。宿泊者は無料で珈琲を飲むことができます。有難い。。。机の上にはメニューが置いてあり、ケーキやアイスクリーム、紅茶も楽しむことができます。個人的にはこの場所が一番のお気に入りでした。午後に福岡を散歩した後、再度こちらでくつろいだのですが、その時はグランドピアノによる演奏が有り、より一層雰囲気が良くなっていました。

ロビー松風ロビー松風

 

ロビーを反対側から撮った写真ロビーを反対側から撮った写真

次に、気になる食事です。まず、こちらが朝食です。10点程が机に並べられ、豪華な朝食を楽しみました。写真の左手には湯豆腐が有るのですが、手前にあるゴマだれとの相性が良かったです。その他「当館おすすめ うに椎茸」と書かれたピンク色の小皿にはうに椎茸が添えられ、濃厚なうにと椎茸の味が楽しめる一品でした。

大丸別荘の朝食大丸別荘の朝食

最後、夜には会席料理を楽しみました。「天拝(てんぱい)」「基山(きやま)」「四王寺(しおうじ)」「宝満(ほうまん)」と4つのコースから選ぶのですが、今回は折角の福岡旅行なので、奮発して一番高い「宝満」を頼みました。献立は季節によって違うのですが、4月に宿泊したときはこのような献立でした。

2024年4月の「宝満」の献立2024年4月の「宝満」の献立

一番見た目で喜ばせてくれたのは前菜でした。左に家の形をした小鉢が有り、その対面には「てっぱい」という蛍烏賊が使われた料理、その間には青く長い皿の上に3点ほど料理が並べられており、町の中に川が流れているような面白い料理でした。

「宝満」コースの前菜「てっぱい」「宝満」コースの前菜「てっぱい」

その他、伊勢海老や馬刺し、黒毛和牛のステーキ等美味しい料理が続きました。ボリューム的にも満足な料理でした。。。

「宝満」コースで出てきた「伊勢海老」と「馬刺し」「宝満」コースで出てきた「伊勢海老」と「馬刺し」

 

「宝満」コースで出てきた「黒毛和牛ステーキ」「宝満」コースで出てきた「黒毛和牛ステーキ」

もう一度同じコースを食べたいですが、他のコースも味わってみたい。。。もう何泊かすればよかったと後悔しています。次は別のタイプの部屋に、何泊かして、複数のコースを味わいたいです!そんなことを思わせてくれる大丸別荘でした。楽しいひと時を有難うございました!

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次回もお楽しみに!Sampai Jumpa(サンパイ ジュンパ=またね)!